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J.C.ワイリー『戦略論の原点』を読む(8) 総合理論の発展

 ワイリー提督は自ら提唱する総合戦略理論の妥当性検証を行うために戦争に共通項があるかどうかの整理を行います。適応対象となる戦争に共通項がないにもかかわらず総合戦略理論を提唱することは理論設計に無理があるためです。戦争には1)侵略者側と防御...
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J.C.ワイリー『戦略論の原点』を読む(7) 総合理論の根底にある前提

 ワイリー提督は自身が構築しようとする総合戦略理論には、普遍性、特殊性、構造、包括性が必要といいますが、議論を単純化するために「戦争戦略の基礎」として制限を加えたうえで、総合戦略理論には①「いかなる防止手段を講じられようとも戦争は起こる」...
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J.C.ワイリー『戦略論の原点』を読む(6) 今までの戦略理論の限界

ワイリー提督は従来の戦略理論の限界として「今までに起きたことは説明できるが、これから起きることを論理一貫的な形で説明できるものはない」と指摘します。この指摘を受けて、ワイリー提督は理論構築の方針として二つのアプローチを提示します。第一は同...
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J.C.ワイリー『戦略論の原点』を読む(5) 今までの戦略理論

 ワイリー提督は戦略理論を、マキャベリやクラウゼヴィッツあるいはリデル・ハートによる陸上戦略理論、マハンやコーベットによる海上戦略理論、ドゥーエによる航空戦略理論、毛沢東による低強度戦闘戦略理論(一般的な用語ではゲリラ戦戦略)で分類します...
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J.C.ワイリー『戦略論の原点』を読む(4) 戦略論の肯定

小室直樹博士によりますと、経済学における理論とはモデルによって事象を説明するものであるといいます。このためモデルによって単純化するために起こっている事象のうち一部を無視することはあるといい、起こりうる事象を最もよく説明できるモデルを構築で...
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J.C.ワイリー『戦略論の原点』を読む(3) 戦略の分類

ワイリー提督によれば、戦略は「順次戦略」と「累積戦略」に分類できるといいます。順次戦略とは「それぞれ別個の行動から形成された、ある一定の段階を踏んでおり、しかも各段階は戦略家によってあらかじめ起こることがそれぞれはっきりと予想されており、...
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J.C.ワイリー『戦略論の原点』を読む(2) 戦略の定義

ワイリー提督によれば、戦略とは「何かしらの目標を達成するための一つの『行動計画』であり、その目標を達成するために手段が組み合わさったシステムと一体となった、一つの『ねらい』である」と定義されます。この定義を行うことによって、軍事以...
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J.C.ワイリー『戦略論の原点』を読む(1) 何故に戦略論なのか

J.C.Wylie “Military Strategy: A General Theory of Power Control”なる書物を知ったのはAmazonの顧客行動分析によります。いわゆる「あなたへのおすすめ」で示されたもので、偶然...
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大東まちゼミ講座研修会(1) 絞る

税理士事務所ホームページで表明しましたが、当社は大東まちゼミの運営にかかわっておりますし、母体である税理士事務所は大東まちゼミに参加しています。また、私は大東まちゼミの講座研究会の運営責任者を申し受けており、大東まちゼミ講座研究会の主要な...
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事業承継を考える(9) 渡すものは「会社の『知的資産』です」 

『事業承継が0からわかる本』に記載されていますが、事業承継によって先代社長が後継者に渡すものは、支配権の象徴としての「社長のイス」と支配力の源泉である「会社の株式」です。ただ、単純にはイスを渡したからと言って直ちに後継者が会社を機能させるか...
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事業承継を考える(8) 先代も後継者も覚悟が大事です

 日露戦争期の帝国陸海軍とは異なり昭和の帝国陸海軍は人事抗争に明け暮れ、最終的には総理大臣兼陸軍大臣兼陸軍参謀総長東条英機陸軍大将と海軍大臣兼軍令部総長嶋田繁太郎海軍大将が残ったといわれています。この人事が適任かどうかの評価をすることが問題...
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事業承継を考える(7) 事業を引き継がせるには

中小企業基盤整備機構が発行する『事業承継支援マニュアル』によりますと、事業承継計画の1丁目1番地は誰に引き継ぐかを検討することが必要だ、とあります。更に、大企業の社長の仕事で最も重要なものは「自身の後継者を作ること」と言います。そうであるな...
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