小規模事業者持続化補助金が採択された

 当社は久しく止めていた補助金採択支援を復活させることになりました。そのきっかけは自身が補助金採択業者になったからです。簡単難しいは別にして、補助金採択されるようになると今まで不明であったことが分かった気がしました。

 では今回採択された小規模事業者持続化補助金はいかなるものかについて検討しましょう。当該補助金は「小規模事業者」が「地道な営業努力を行う」ことで「存続の道筋をつける」ことによって必要となる資金を一部補助しようとするものです。

 最初に、「補助金とは何ぞや」ということですが、正確な定義は国や地方工場団体にお任せするとして、ここでは私なりに理解した「国や地方公共団体が自らの政策を実現するために民間の知恵を借りる際の費用を負担する制度」と理解しています。従って、補助金獲得には「政策意図」の理解が必要となります。

 小規模事業者自足化補助金の場合、政策意図は、「競争に打ち勝とうとする元気な小規模事業者のやる気を出して、雇用促進を実現する」ものではないか、と思っています。その為に考えなければならない要素は(小規模事業者は自明のものとみなします)、「競争に打ち勝つ」とはどういうことか、「現状の問題点は」何か、です。これらを満たせば補助金採択に繋がるのではと考えています。

 どうすればよいのか、については公募要領に記載されていますので、しっかりよく読むことが必要ですが、一番重要なものは自社にとっての「タラバーガー」は何があるのかについて探しておく必要があると思います。

課題の発見:海岸にある、来客減を原因とした、売上高が落ちてきている大衆食堂の売上回復を図る

解決策の提示:「新規メニュータラバーガー」の開発とその拡売方法を実施する

事が募集要項に記載されていますので、我々申請者はここをよく読むことになります。が、あの募集要項は読みやすいとは言い難いのですが、これは仕方ありません。官僚には厳密性を追求するという特性があるもので。今までは募集要項を一部無視していたのでないかと思い、反省をした今日この頃です。

 今までの失敗談を披露すれば、募集要項に記載されている、「地道な拡販施策を示し切れなかった」ことに尽きると思います。つい、派手な計画(成長のスピードがやたら速いものを私はこう呼びます)に目がくらむという感じですね。採択で重要なことは身の丈に合った事業計画に基づいた補助計画になっている事であって、そのためには冷静に企業内容の把握が必要だと考えております。

 次に、小規模事業者持続化補助金は業務改善を実現するために必要となる道具などを買って業務改善を行うこと、というのが公募要領に記載されています。従って事業者持続化補助金に採択される事業計画は書き方見本と同じアプローチをしているかどうかを見ているのではないかと感じています。小規模事業者持続化補助金では自社の「タラバーガー」を探すことが獲得に向けての第一歩です。

 なお、食べたことがないのでタラバーガーの味については保証できません。

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