M&A

経営コンサルティング事業

近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (6)-『傍系会社の免許活用』

近年でこそ、関西地方の小学生の修学旅行の行き先は広島ですが、関西では長い間修学旅行といえば伊勢であり、修学旅行のお土産が内宮近くにある赤福です。この伊勢への修学旅行を実現したインフラストラクチャは、商都大阪から神都宇治山田(宇治山田市は19...
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近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (5)-『企業買収の歴史は天理軽便鉄道に始まる』

ある資料によりますと、「大阪電気軌道は1915年までには会社整理の見通しが立ったことから、翌年からは事業の拡大を目指した」といいます。そこでは「当社線は統合によって承継した路線が多く自社で開業した路線は営業キロで三割も満たない」といいます。...
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近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (4)-『東への鉄路』

阪急電鉄の創立については、創業者である小林一三による自伝「逸翁自叙伝」という一般に入手しやすい書物がありますが、近畿日本鉄道の創業期が舞台となる、木本正次著『東への鉄路』という入手が容易な小説も存在します。私はこの小説の存在を恥ずかしながら...
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近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (3)-M&A前夜

近畿日本鉄道はM&Aを活用して成長した日本でも稀有な性格を持つ民営鉄道ですがM&Aを行う前に会社整理を断行します。 「会社整理」、この言葉を使う時、整理の対象となるのは支払義務、又の名を債務になります。従って「会社整理」という言葉が出るとき...
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近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (2)-創業時資本金を考える

現在は資本金そのものが会社の規模を表すことはありません。また、最低資本金額が1円でも会社設立は可能です。会計学及び会社法上で資本金の意味を見出すなら「資本として払い込んだ金額のうち資本金と命名されるもの」をいい、払込金額の50%を越えれば良...
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大阪電気軌道の開業 近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える(1)

私は近鉄ファンです。近鉄鶴橋駅にいればいろいろな電車が行ったり来たりするため、一時間でもじっとすることができます。2015年は、近畿日本鉄道の直系の前身である大阪電気軌道奈良線が開業してちょうど101年です。これを受けて近畿日本鉄道について...