近畿日本鉄道

経営コンサルティング事業

近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (9) 近畿日本鉄道の成立

昭和19年6月1日に、関西急行鉄道と南海鉄道は合併比率1対1の新会社方式で合併し、近畿日本鉄道が成立します。ちなみに関西急行鉄道とは現在の近畿日本鉄道の路線網を完成させた鉄道会社で、南海鉄道は現在の南海電鉄と同じと思っていただいて支障はあり...
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近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (7)-『経営者を信じてこの金融には応じて良いと考える』

大阪電気軌道・参宮急行電鉄が名古屋に行くにあたり、伊勢電気鉄道が立ちはだかります。伊勢電気鉄道は地元の名士が設立した企業で、関西系の大阪電気軌道と合併して名古屋に向かうという選択肢はありません。さらに伊勢電気鉄道は名古屋でなく宇治山田への建...
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近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (5)-『企業買収の歴史は天理軽便鉄道に始まる』

ある資料によりますと、「大阪電気軌道は1915年までには会社整理の見通しが立ったことから、翌年からは事業の拡大を目指した」といいます。そこでは「当社線は統合によって承継した路線が多く自社で開業した路線は営業キロで三割も満たない」といいます。...
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近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (3)-M&A前夜

近畿日本鉄道はM&Aを活用して成長した日本でも稀有な性格を持つ民営鉄道ですがM&Aを行う前に会社整理を断行します。 「会社整理」、この言葉を使う時、整理の対象となるのは支払義務、又の名を債務になります。従って「会社整理」という言葉が出るとき...
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大阪電気軌道の開業 近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える(1)

私は近鉄ファンです。近鉄鶴橋駅にいればいろいろな電車が行ったり来たりするため、一時間でもじっとすることができます。2015年は、近畿日本鉄道の直系の前身である大阪電気軌道奈良線が開業してちょうど101年です。これを受けて近畿日本鉄道について...