経営コンサルティング事業

経営論コラム

戦略論の「パラダイムシフト」

取り扱うものが政略の最上位にあるものであることから、戦略論の研究家はあまり表に出てきません。J.C.ワイリーによれば戦略研究家公刊された戦略論研究者は5人しかおらず、そのうち2人は2番目の仕事が戦略論研究となっています。彼らに共通する研究法...
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パラダイムという言葉 クーン『科学革命の構造』から

いろいろなところで「パラダイム」という言葉が用いられますが、「パラダイムシフト」という言葉を用いられるときに言うパラダイムは1960年に出されたThomas S. Kuhnの”THE STRUCURE OF SCIENTIFIC REVOL...
経営論コラム

第6章 M&Aのときに組織文化は痛感します

企業活動を行うに当たり、普段は経営理念や組織文化を感じることはないと思います。経営理念や組織文化は人の価値観に作用して内側から制御をかけるということは、必ずしも明文化されているわけでもないので、強制力があるようには見えないのです。しかし、経...
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第5章 競争と協業

事業システムの経済分析においてポイントとなるのは、競争と協業をどのように設計するのかということです。完全競争がなじむ場合もあるでしょうし、完全協業がなじむ場合があるでしょう。但し、完全競争ならばぎすぎすし、完全協業ならば馴れ合いになる可能性...
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事業システム論が難しい理由(6) 実行可能性の担保が困難であるから

近畿財務局が実施した『地域密着型金融に関する会議』に参加して思ったのですが、金融機関は熱心に『ターンアラウンド』に取り組んでいると言う報告が相次ぎました。金融機関を主たる対象にした会議ですからそのように発表することになりますし、リレーショナ...
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事業システム戦略論が難しい理由(5) 学際的だから

『事業システム戦略』を紐解きますと、事業システム戦略論の背景となる学問的知見にはミクロ経済学、社会学、心理学、工学の4つの学問領域があることがわかります。小室直樹博士の見解に従えば人文科学および社会科学の学問領域において「科学的」であるのは...
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事業システム論が難しい理由(4) 売上を制御できないから

売上=単価×数量で表現することができます。これは自明のことであると思いますが、単価と数量は制御できるのかといろんな方に尋ねましたところ、一度だけ「制御できる」という回答を得たことがあります。ただし、その方も単価を制御することも、数量を制御す...
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事業システム論が難しい理由(3) もしドラはあくまでAKB48の販促ツールです

国語辞典を紐解きますと制御とは「①自由勝手にふるまわせず、押さえつけて自分の思うように支配すること。②(機械・装置などを)望むとおりの運転状態にすること」(岩波国語辞典第七版新版)とあります。いずれの意味を取ろうとしても、「予想通りの結果を...
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事業システム戦略論が難しい理由(2) 方法論を提供するにすぎないから

科学的な方法論に従った理論が提供するのはより多くの実践を可能とするための「単純化したモデル」であり、単純モデルには前提条件があります。この前提条件を無視した中で理論に不整合があったことをもって「机上の学問」の批判が成り立ちます。実はこの批判...