今年の補助金の目玉である事業再構築補助金の第一次採択を終わって、複数といいましても6件お手伝いを行い2件採択でした。
このような結果になった背景を考えていきたいと思いつつ、何の手掛かりもなく検討することはできないわけです。
採択された案件は飲食関係でした。なぜ採択されたのかとないえば要件を見たす内容をすべて記載し、審査員がわかりやすい内容ではなかったと思われます。
これに対して不採択案件は審査員コメントを読む限りもっともな指摘といえるものでした。
今後は審査員の反応を踏まえていく必要があるとは思いつつも、実は事業再構築補助金申請で添付するべき事業計画は5年計画の初年度という立て付けを行っています(この事自体はものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金も同じ)。
ところで、事業再構築補助金の申請を諦めたという声を聴きます。理由は事業再構築補助金申請用件を満たさないからということ、申請するあたって添付する書類の作成が困難であること、という理由が多いようでした。
採択率から見ても決して容易に採択されるものではありません。中小企業庁によればかなりの件数は当落線上になかったといいます。一次採択の結果を見て2次採択を大幅に修正するということも想定できます。
でも、補助金の採択のみを目的にするのであればそれは違うのではないかということを思うわけです。
あくまで、事業経営を行う中で事業計画書を提出し、申請内容を決することになるのではないかと考える次第です。
要するに「補助金がなくても事業を行うのか」、「軋轢があっても住んでいく覚悟があるか」という問いに対してYESと答えることができるか?ではないかと思うわけです。
今回は第三次申請に向けて、依頼者と対話をしながら申請書作成のお手伝いをしたいものです。
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