経営コンサルティング事業

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事業の創造 解題(1) 阪急電鉄小林商法を取り上げた意図

本稿で阪急電鉄を取り上げた理由は、事業の構築を行うためには顧客創造は必須であること、事業構築を行うためには実施者が無理をしてはいけないことの具体例として、適切な解説者がいれば阪急電鉄の事例は理解可能であるということにあります。顧客創造と事業...
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事業の創造  阪急電鉄小林一三の取り組みを参考に

今回阪急電鉄を取り上げた理由は、事業の構築を行うためには顧客創造は必須であること、事業構築を行うためには実施者が無理をしてはいけないことの具体例として、適切な解説者がいれば阪急電鉄の事例は理解可能であるということにあります。顧客創造と事業構...
経営論コラム

1944年マリアナと2011年福島

私の趣味の一つに、太平洋戦争の戦記を調べるというのがあります。最近、なんとなく考えていることを述べたいと思います。 第2次世界大戦前、日本海軍はアメリカ海軍を仮想敵国として軍備を整えていましたが、本気で戦争をする気はなかったといいます。この...
経営論コラム

システムをめぐる派手な戦い 解題(4)

1.  絶対に負けられない戦い これはサッカーワールドカップアジア予選のことではありません。 1942年のカサブランカ会議により、太平洋戦線におけるアメリカ軍の進路は中部太平洋を西進するルートを主力とするものの、マッカーサー将軍をなだめるた...
経営論コラム

システムをめぐる派手な競争 解題(3)

戦争を知らない提督たち    昭和の帝国海軍において唯一の戦略のようなものは「マリアナ沖で日米の戦艦同士で艦隊決戦を行い、砲撃戦で打ち勝つ」というものです。このような戦略構想になった背景を見ていくことにします。この中で、我々が経営戦略を考え...
経営論コラム

システムをめぐる派手な競争 解題(2)

戦略的要衝 北マリアナ諸島は日米双方にとって、「戦略的要衝」でした。戦略論コラムですから、あくまで「戦略的要衝」について取り上げる必要があるということも、北マリアナをめぐる戦いについて取り上げる必要があります。このような取り上げ方を一般社会...
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システムをめぐる派手な競争 解題(1)

1.なぜ「マリアナ諸島をめぐる戦い」なのか  本コラムは、加護野忠男・井上達彦著『事業システム戦略』を読むことを唯一の目的とし、戦争について何か意見をしようとしているものではありません。ただ当該書籍の序章に「事業システムの博物学」として、事...
経営論コラム

序章 システムをめぐる派手な競争

システムをめぐる争いでわかりやすい事例として、はじめに太平洋戦争当時の帝国海軍を取り上げます。イメージとは異なり、帝国海軍は3年8カ月にわたる戦争期間中、そのほとんどはわけがわからずに過ぎて行ったと考えられています。真面目に戦争をしたといっ...
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加護野流ー経営戦略論を紹介するにあたって

初めに、戦略論を述べるに当たり、私の見るところ戦略論には2つの流派があるように思います。2つの流派とは敵の武力殲滅を目的とするかしないかで別れると考えます。代表的な兵法書である『孫子』は戦闘を可能な限り回避し先頭に持ち込まないことを是としま...