1. なぜ「お金にまつわるエトセトラ」なのか
経営について語ろうと思ったが、最初に取り上げたのは平成24年度の「ものづくり補助金」だったので、いっそのこと経営に限定せずに「かね」について範囲を広げたほうがいろいろと話せるかなと思った。
2. 経営者の本業と会社の本業は異なる
営業すること、製造すること、管理をすることは決して経営者の本業ではない。
会社の本業は定款が定める。
多角化を開始する際に問題となるのが「本業」である。
本業は、新商品開発の方向性、新規市場開拓の方向性を決める。
3. 経営者の機能は次の3つに分かれる
「経営者はチームである」といったのは、P. F. ドラッカー「マネジメント」に出てくる。
「マネジメント」といえば、「もし高校野球の女子マネージャーがドラえもん(ドラッカーの『マネジメント』)を読んだら」に出てくる書籍。
ドラッカーとは「マネジメント」を発明した男と言われている。
チームであるといっても一人以上のチームである。
CEO(最高経営責任者) 理念を唱えるドン・キホーテ+エクゼクティブ渉外活動
「経営理念を唱え、経営戦略を策定する」機能がある。
COO(最高執行責任者) オペレーションを率いる番頭
「PDCAサイクル」を回す責任者。
CFO(最高財務責任者) 経営管理する参謀
「ヒト・モノ・カネ・情報」を調達し配置する参謀。
ちなみにCXOは山ほどあるが、この3つの機能が経営陣であることに異論はない。
4. 経営者の本業は企業を発展させるために、人・物・カネ・情報を最大限活用すること
たとえ経営環境か厳しくとも会社を存続させること。
企業音全機能をフルに活用して生産性を高め利益を確保すること。
英知を結集して経営全般に対する指針を作成し、利益計画、資金計画を導くこと。
存続のために新商品や新サービスを開発すること。
社員教育をおこなうこと。
労働者の士気を高め、生活の保障を行うこと。