経営コンサルティング事業

近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (6)-『傍系会社の免許活用』

近年でこそ、関西地方の小学生の修学旅行の行き先は広島ですが、関西では長い間修学旅行といえば伊勢であり、修学旅行のお土産が内宮近くにある赤福です。この伊勢への修学旅行を実現したインフラストラクチャは、商都大阪から神都宇治山田(宇治山田市は19...
経営論コラム

近畿日本鉄道を題材にM&Aを考える (5)-『企業買収の歴史は天理軽便鉄道に始まる』

ある資料によりますと、「大阪電気軌道は1915年までには会社整理の見通しが立ったことから、翌年からは事業の拡大を目指した」といいます。そこでは「当社線は統合によって承継した路線が多く自社で開業した路線は営業キロで三割も満たない」といいます。...
財務情報

企業財務入門(25) 『経営者から見た銀行の役割』

今回は、経営者の側から見た銀行の役割について考えてみます。   「銀行家というのは、太陽が照っている時に自分の傘を差しだし、雨が降り始めるやいなや傘を返せというようなやつだ」と言う有名な言葉があります。実は、トムソーヤの冒険を書いたマーク・...
財務情報

企業財務入門(24) 『銀行取引の基本ルール2.[その6 ~ その10]』

銀行 は重要な取引先のひとつです。銀行の考え方を良く理解してください。以下、銀行とのお付き合いの仕方について言及いたします。(※注記;本コラムでは、金融機関を総称して「銀行」と呼びます。) ■『分相応な銀行とお付き合いしてください。』と提案...
財務情報

企業財務入門(23) 『銀行取引の基本ルール1.[その1~その5]』

認識の有無は別として、ほとんどの中小企業にとって銀行は重要な取引先のひとつです。 銀行の考え方を良く理解していただきたいと思います。以下、銀行とのお付き合いの仕方について言及いたします。 (※注記;本コラムでは、金融機関を総称して「銀行」と...
経営論コラム

企業財務入門(22) 『金融機関の本質』

私は、マル経融資から始まって、保証協会付き融資、プロパー融資、シンジケートローン、エクイティファイナンス等、合計百億円以上の融資の受けた経験があります。 この経験を踏まえて、金融機関の融資の本質を整理してみます。 ほとんどの会社が、金融機関...
経営コンサルティング事業

『正しい相談相手を選びましょう』

ある独立開業者の方(Aさん;顧問先ではなく事後の相談であったため、対処の方法はありませんでした。)から、自己破産を申請したとの連絡がありました。飲食店を開業してからわずか6か月のことです。口座から日々減少していくお金を見ながら、大変不安な日...
経営コンサルティング事業

経営者向け「孫子」入門(9) SWOT分析はきついわ

孫子第三編は、「故日、知彼知己者、百戦不殆、不知彼而知己、一勝一負、不知彼不知己、毎戦必殆」で終わります。読み下し文では「故に曰く、彼を知り己を知れば百戦殆からず、敵を知らず己を知れば一勝一敗し、敵を知らず己を知らざれば毎戦必ず殆うし」とな...
財務情報

企業財務入門(21)『銀行が貸し出すのは「日傘」です。』

銀行(※信用供与を行う金融機関、メガバンク、地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合などを包括して銀行と表現します。)には『雨傘』はありません。銀行にあるのはすべて日傘』です。銀行は、「雨が降れば傘を引き上げる」と比喩されるのはこのためで...