あなたの商売をアイディアにしませんか(2) 「なぜその事業を行うのか」

大東まちゼミ連動企画です。講座番号64「あなたのアイディアを商売にしませんか」を開催しますが、まちゼミでは伝えきれないかもしれない内容を補足します。

前回、「次回から起業の『5W2H』を考えていきます」と予告しましたので、起業の『5W2H』を検討していきます。

起業の『5W2H』は次の通りです。

1. なぜ(Why)

2. 誰に(Whom)

3. 何を(What)

4. いつ(When)

5. どこで(Where)

6. いくらで(How Much)

7. どのように(How)

何やら小学校の授業のようですがその通りです。ただ、学校では優先順位を習いませんが、起業の『5W2H』には検討する順序が存在します。さらにウエイトをかけるべき箇所も存在します。なぜ、誰に、何を提供するが決まるとおおよそそのほかのやるべきことは決まってきます。2019年の年末からネットをにぎわせている某レストランチェーンを例に挙げますと、駅前立地では成立する業態ですがロードサイト型になると成立しないという特性がありました。レストランは立地である程度の店舗特性が決まりますが、事業の立地はレストラン以上に事業の特性を決定します。

事業の立地を検討するにあたり最初に検討する要素が「なぜあなたはその起業を行おうとしているのか」です。「なぜ」その事業をやりたくなったのかという動機がその後の行動の判断基準となります。例えば「ドックカフェをやりたい」という動機があったとして、なぜ「キャットカフェ」ではないのか、なぜ「ドックカフェに勝算があると判断したのか」、ドックカフェはあなたの生きざまと矛盾していないか、「ドックカフェにニーズがあるのか」などといった「なぜ」の検討が誰から先の要素を検討するための基準になるからです。この検討はあくまで自分が納得させるための強力な動機でないといけませんが、他人を説得させるまで必要があるかといえばその人によります。めったにいらっしゃいませんが、すべての経営資源を起業家が自力でそろえることができれば、他人の説得は後回しになります。

動機として、「犬には癒し効果があり更にコーヒーにも癒し国化があるので相乗効果がある」のかもしれません。あるいは「犬好きだから」という動機があるのかもしれません。この動機が正しいか間違っているかはわかりません。同期に政界などないからです。結果が得れば正しいし、結果が出なければ間違いとなります。ただ、他人からヒト・モノ・カネを調達するときに他人を納得させる動機が必要です。他人を説得させるのに必要となるのは自身の信念ですが、説得に迫力を持たせるには強い動機が必要になるからです。