経営コンサルティング事業

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『孫子』入門(2) 五事七計詭道十三変

「孫子」が読み継がれている理由は一般的に「冷徹な人間観察を踏まえた普遍的な記述にある」とされています。この解説をひねくれて読めば「普遍的であるということは与えられた状況によってはどうにでも読める」ということがいえると思います。事実、20世紀...
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科学的方法論

板倉聖宣博士が提唱した小中学生向け理科教授法に仮説実験授業があります。仮説実験授業とは、問題に対して予想、討論、実験による検証を繰り返すことによって科学的な思考方法を身につけるというものです。普通の授業とは異なり、ある事業に対して仮説を立て...
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『孫子』入門(1) なんで孫子なのか

私はこのたび自身が属している大東商工会議所青年部が発信するネットラジオ”場外乱闘!青年部が行く on NET ”で番組改編に当たりコーナーを持たせてもらうことになりました。これを受けて、自称「経営戦略論しか語ることのできないコンサルタント」...
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情報という言葉の意味

情報技術の進歩とは、情報演算装置の処理能力の向上、情報記憶装置の低価格化、情報伝達経路の高速化を言うようで、これらによって今までならば貴重な資源であった演算装置、記憶素子、およびネットワークを贅沢に使うことができるようになりました。結果、よ...
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第7章 マネジメントシステムの標準化

我々のような衆生は、マネジメントシステムは企業ごとに異なるシステムを構築すると考えますが、頭の切れる一部のイギリス人は品質管理の一環として、マネジメントシステムを標準化するという恐ろしいことを考え出しました。実際、取引関係に入るための基本条...
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戦略論の「パラダイムシフト」

取り扱うものが政略の最上位にあるものであることから、戦略論の研究家はあまり表に出てきません。J.C.ワイリーによれば戦略研究家公刊された戦略論研究者は5人しかおらず、そのうち2人は2番目の仕事が戦略論研究となっています。彼らに共通する研究法...
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パラダイムという言葉 クーン『科学革命の構造』から

いろいろなところで「パラダイム」という言葉が用いられますが、「パラダイムシフト」という言葉を用いられるときに言うパラダイムは1960年に出されたThomas S. Kuhnの”THE STRUCURE OF SCIENTIFIC REVOL...
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第6章 M&Aのときに組織文化は痛感します

企業活動を行うに当たり、普段は経営理念や組織文化を感じることはないと思います。経営理念や組織文化は人の価値観に作用して内側から制御をかけるということは、必ずしも明文化されているわけでもないので、強制力があるようには見えないのです。しかし、経...
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第5章 競争と協業

事業システムの経済分析においてポイントとなるのは、競争と協業をどのように設計するのかということです。完全競争がなじむ場合もあるでしょうし、完全協業がなじむ場合があるでしょう。但し、完全競争ならばぎすぎすし、完全協業ならば馴れ合いになる可能性...